小さい頃に身につけたことはいまでも体が覚えていていませんか?
- 自転車の乗り方
- 泳ぎ方
- 音感
これは英語も同じです。
臨界期と呼ばれる「10歳」までに身につけた英語は生涯忘れることはありません。
「10歳」までにどんな環境にいるのかは超重要なんですね。
このページでは「こどもにとって理想的な英語環境」について紹介します。
臨界期までの理想的な英語環境
①周りと比べられない
自分の子が周りと比べてできなければ親として心配になるかもしれません。
だからと言って無理に英語漬けにするのは危険です。
それぞれの成長ペースというものがあります。
身長や体重が増える発育ペースが違うように英語力の成長ペースも違うんですね。
プレッシャーを過度に与えると英語が嫌いになり、苦手意識がうまれ、やがて拒否反応を示すでしょう。そのほうがよっぽど悪夢です。
自分のペースで学ぶだけでまったく問題はないのです。いくらでも追いつくことは可能です。
②好きなものを教材にする
様々な英語教材があるので世間的に評判の良いものを選んでしまいがちです。
しかし、こどもが興味を持っているかどうかということのほうが重要です。
言葉を話す年齢になると好きな本や音楽やテレビなど自分の好き嫌いもはっきりしてきます。
嫌いなものを無理に押し付けても続きませんし、ストレスの原因になってしまうんですね。
- 聞く
- 話す
- 読む
- 書く
結局、英語を身につけるためにやることの根本は変わりません。
継続することが重要なので、好きなものを使って英語学習をさせてあげましょう。
③英語が周りにある
英語を学習するときだけ英語に触れれば良いわけではありません。
普段から英語が周りにある状態を作りましょう。
- 英語の音楽が流れている
- テレビで英語のアニメがやっている
- 英語のおもちゃがある
- 英語の絵本がある
英語があって当たり前の環境にいれば英語に対する拒絶感はなくなります。
人間は物事に先入観をもたない3歳頃までに育った環境を「普通」と感じます。
だからバイリンガルに育てるなら3歳まで英語に囲まれた環境で育つことが理想的なんですね。
10歳までの年齢別英語学習環境
個人差はありますが、こどもの発達や成長に応じて「できること」はある程度は決まっています。
①0歳~3歳
0歳~3歳までの時期は「聴覚」が発達します。
先入観を持たずに英語に触れられる期間なので英語の音楽や動画などが自然に流れている環境が望ましいでしょう。
身体的な発育もこれからなので特に何かをするというよりは英語がある環境にいることがポイントです。
0歳~3歳にオススメ
ディズニー&ディズニー/ピクサーキャラクターズ できた!がいっぱい ワンダートイパッド
100種類のゲームアプリが収録されたタブレットのおもちゃです。
ただし、ipadのような本格的タブレットと比べるとできることが少ないです。すでに本格的なタブレットに慣れたこどもの反応はイマイチなようですね。
②4歳~5歳
4歳~5歳までの時期の特徴は「インプット」してきたものを「アウトプット」し始めること。
「話す」「読む」「聞く」が目に見えて上達します。
親としてもこどもの成長を実感しやすいはずですね。
この時期になると読み書きもできるので単語を覚える教材を使っても良いのではないでしょうか?
Scholastic Sight Word Readers 25 Readers, Workbook and Audio CD Set
③6歳~10歳
小学生になると英語に使える時間は減ってしまいます。
- 友達と遊びに出かける
- 他の習い事がある
- 宿題がある
挫折してしまう可能性が高くなるんですね。
大切なのはどのように維持していくか。自分の考えを持つ年齢なので無理なく続けられる環境をつくってあげましょう。
まとめ
以上が臨界期までの理想的な環境です。
重要なのはこどもが自主的に楽しく学習できること。大人の役割は環境を作ってあげることなんですね。