あなたはフィリピン人の先生についてこんなイメージを持っていませんか?
- フィリピン人って本当に大丈夫?
- フィリピン人は英語喋れるの?
- フィリピン人の発音は訛りがあるんじゃない?
東南アジアはまだまだ発展途上な部分もありますから、不安になるかもしれませんね。
そもそもフィリピン人の英語力が日本人より高いと聞いてもどこか素直に受け止められない部分がありませんか?
しかし、偏見やプライドを一度捨ててフィリピン人の先生に習うと、当初の心配が杞憂(きゆう)に終わる可能性は高いです。
このページでは「フィリピン人が英会話初心者に向いている理由」について書きたいと思います。
僕が初心者にフィリピン人の先生をオススメする理由
①英語が公用語だから
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、フィリピンでは英語が公用語として使われている事実があります。
現地人同士のコミュニケーションは日常的に現地語を使うものの、学校教育やビジネスでは英語ができないと話にならないんですね。
フィリピンのブランドやメーカーと言われてもすぐには思い浮かばないように、フィリピンは自国の経済力がありません。
その分、外国人相手にビジネスを展開せざるを得ませんから、生きるために英語を身につけているとも言えるでしょう。
映画は字幕なし
映画館やテレビでは字幕なしが基本といえば、標準的なレベルが日本よりも高いことがわかるでしょう。
みんな英語で映画を見るのが普通だから字幕をつける必要がないんですね。
(ちなみに日本よりも早く公開される作品もありますし、料金も格安です。)
オフショアのコールセンター業務が集中
フィリピン英語がビジネス上で機能していることはコールセンター業務からも明らかです。
アメリカの会社などがフィリピンにコールセンターを設置したり、アウトソーシングするため、コールセンターが集中しているんですね。
オフィスではフィリピン人がアメリカ人相手に英語対応をしています。
②欧米人よりも日本人に近い感覚を持っているから
日本と同じアジアに位置していますからアメリカやヨーロッパの先生よりも文化的に近く日本人の感覚への理解が早いです。
絶対とは言いませんが、空気を読んで対応してくれるはずですよ。
フィリピンの食文化
フィリピン人は毎日米を食べています。
理由の一つとしてフィリピンのパン屋のレベルがあまり高くないというのもあるかもしれませんが、パン派より米派が多いですね。
仲間意識
欧米人ならIndividualism(個人主義)というか「まず自分がどう思うか」が先になると思いますが、フィリピン人は仲間意識や人目を気にすることがよくあります。(Collectivism)
面倒見の良さや困っている人を助ける精神を持っている人が多いですね。
僕はこのアジアっぽさが日本人の英語初心者に向いていると感じました。
日本へのリスペクト
日本人は欧米人に対して憧れみたいな感情をもつことがありますが、一部のフィリピン人はそういう感情を日本に対しても持っています。
やはり、日本製の車や電化製品の信用度は高いです。
日本人向けのサービスであるDMM英会話の先生になるということは、ある意味で日本に対する偏愛というかリスペクトもかなりあるんですね。
③日本人慣れしているから
フィリピンは日本からも地理的に近い国ですから、フィリピンを訪れる日本人はたくさんいます。
日本語や韓国語であいさつ程度の会話ができるというフィリピン人は少なくないんですね。
顔や雰囲気から日中韓を見抜くこともフィリピン人にとって難しいことではなく、比較的よく当てることができています。
欧米人はこのような識別をすることができるでしょうか。
恐らく単なる東アジア人(主に日本、韓国、中国)としか認識できない人が大半です。
日本人のアクセントで話しかけたら、まったくキャッチしてくれないアメリカ人の先生もいます。
ちょっとジャンプすれば捕れるボールも頑張って取ろうとはしてはくれません。
一方、フィリピン人の先生は日本人の発音でも聞き取ることができます。
それどころか経験の豊富な先生になると、韓国人と中国人と日本人の英語を聞き分けることすらできるレベルです。
④英語の発音なんて世界中でそれぞれ異なっているから
日本人が英語を勉強しているとき、無意識に欧米人とのコミュニケーションをイメージして練習していると思います。
例えば、教科書には欧米人の名前が出てくることが多いですし、リスニングの教材などもアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアです。
でも、実際に英語が使われている場面では聞き取りやすい発音で話されることのほうが少ないでしょう。
最近は訪日外国人の増加で街を歩いていて英語で話しかけられる機会が以前よりも増えているかもしれませんが、ネイティブのほうが少ないと感じたことはないでしょうか。
だから、むしろキレイじゃない発音でも対応できるようにならなければ実際には英語が使えるとは言えないのかもしれません。
アメリカの中でも地域によって訛りはあります。イギリス英語もアメリカ英語もオーストラリア英語もインド英語もシンガポール英語もそれぞれ違います。
日本語の訛り(関西弁や東北弁など)にも対応しているように、実際には英語でも訛りに対して対応していかなければならないのが現実なんですね。
極端な話ですが、訛りがあるからダメだというなら、「日本語を習いたい外国人は大阪や京都には留学したらダメです。」「東北訛りがうつるから青森の先生には習わないようにしてください。」と言っているようなものですよ。
⑤外国語の学び方がうまいから
フィリピン人は外国語を身につけるのが日本人よりもかなりうまいです。
フィリピンには韓国人や日本人がたくさんいるからということもありますが、簡単な文章を作ることができるレベルの人は少なくありません。
仕事とは関係なく遊び感覚で身につけていたりします。
僕も何人か日本語でコミュニケーションがとれるフィリピン人の友達がいますが、以下のような部分が共通しています。
- 耳で聞こえたように覚える
- スペルなど細かいことを気にしない
- とにかく話して覚える「習うより慣れろ」のスタンス
- 日本文化や日本人に興味を持っている
金銭的理由で学校に行けなかったり、そもそも勉強自体が苦手なフィリピン人は多いです。
また、日本では本屋に行けば英語の参考書が山のようにありますが、フィリピンだと日本語を学ぼうと思っても参考書などあってないようなものです。
環境としては日本人が英語を学ぶほうが圧倒的にラクなんですね。
外国語習得に必要なのは「良い学校」や「良い先生」に習うことではなく、本人次第ということを強く感じます。
上を目指すならさておき、初級レベルの英語を学ぶ点においては彼らの習得方法や勉強姿勢はかなり参考になると思います。
まとめ
以上のように、英語初心者がフィリピン人に教えてもらうべき理由はいくつもあります。
容姿やノリなどの点で東アジア(日本・中国・韓国)とはやや異なるフィリピン人ですが、共通点の多さは都合がよいことじゃないでしょうか?
僕はフィリピン人の発音は日本人にも聞きやすいと感じます。
フィリピン人の先生にレッスンを受けるのに抵抗のあるあなたも、DMM英会話で一度フィリピン人の先生を選んでみてください。
きっと驚きますよ。